試験監督の副業は、巷では「楽」「簡単」といったイメージがあるため、人気の副業でもあります。
果たして、本当に楽で簡単な仕事内容なのでしょうか。
経験者の話を元に具体的に見ていきましょう。
Contents
試験監督の副業の仕事内容について
試験監督というのは、民間や学校で行われる試験の監督をする仕事です。
最近では通信教育なども盛んにおこなわれるようになり、民間の試験が一般の会場を借りて行われることも増えてきました。
そのような場面で試験監督の仕事が必要とされるのですが、主な仕事内容は、試験前日の会場づくり、試験当日のお手伝い、その後の片づけまで様々な作業があります。
試験監督の副業の収入目安
試験監督の収入目安は、試験の行われる時間によって異なります。
多くの場合は、時給で計算されるのではなく、日給で支給されることが多いです。
例えば私の場合は、試験の前日に会場づくりを行った時の拘束時間は約2時間で、その日の日給は、3,000円でした。
さらに試験当日は、朝から夕方まで拘束され、その日の日給は7,000円でした。
2日間で10,000円ほどの収入となりました。
(トータルの拘束時間9〜10時間くらい)
試験監督の仕事はどこで探すの?
試験監督という仕事は、ほとんどが単発で出る仕事なので、自分の本業との兼ね合いをつけやすいです。
試験監督の仕事は、大手アルバイト求人サイトにコンスタントに掲載されているので、チェックしてみましょう。
しかし、人気の副業でもあるので、すぐに求人がなくなってしまうこともあるので、マメに確認しておく必要もあります。
人気の副業ということは、採用される倍率も高いということにもなります。
試験官らしく、身なりがきちんとしている人、ビジネスマナーが最低限備わっている人など、社会人としてふさわしい見た目と所作が必要です。
試験監督の具体的な仕事の流れ
試験監督という仕事は一人で行うわけではありません。
数人で協力してひとつの試験会場を運用します。
試験前日も行う仕事があり、机に受験番号を貼り付けたり、テーブルやいすの間隔をセッティングしたりします。
試験当日には試験会場に、主担当者、そして副担当者がいることが多いです。
主担当者はリーダーのような存在で、試験の説明を主にして、その補佐となる副担当者が試験用紙を配布するなどを行います。
試験は定刻になったら始まるので、それまでにスムーズに試験用紙などの配布が完了しているように準備をします。
試験中はみんなが集中しています。
そのため邪魔にならないように気をつけつつも、不正行為などがないかチェックすることも重要な任務の一つです。
試験が終わったら、速やかに試験用紙を回収し、片づけに入ります。
試験用紙の管理は、主担当者が行い、その他の者で片づけを行います。
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試験監督の副業のメリット・デメリット
試験監督をするメリットは、仕事が単発なので自分のスケジュールに合わせて仕事を引き受けやすいということです。
本業がある私にとっては、ありがたい働き方でもあります。
反対にデメリットは、非常に神経を使う仕事であるということでしょうか。
試験会場づくりや、後片付けの作業は問題ないのですが、試験の最中は、受験者が緊張しているのと同じように、実は私たち試験監督も緊張しています。
人様の人生がかかっている試験も中にはあるので、こちらも邪魔のないように、受験者が集中して試験を取り組めるように気を遣う必要があります。
また風邪など体調が悪い時には、この仕事を引き受けられない場合もあります。
感染予防のためももちろんですが、誰かが頻繁に咳やくしゃみをしたりすると、真剣に試験を受けている人の集中力を欠いてしまうことにもなるからです。
試験監督の副業に向いている人
試験監督で向いている人は、気遣いができる人です。
試験監督の仕事の最中は、誰かに話しかけたりということは一切ありませんし、受験者と話しをするということもほとんどありません。
しかし、試験中の室温は大丈夫かな?騒音は問題ないかな?と常に気を配っていなければなりません。
また試験用紙を配ること一つにしても、気遣いが感じられるかどうかで受験者の受け取り方も大きく変わると思います。
そのためその気遣いができる人が向いていると言えます。
また、受験生が集中して試験に取り組めるように「気配を消しながら」監視することも大切です。
受験者の立場に立つと、落ち着きがなく、そわそわしている試験監督ってなんか気になってしまいませんか?
特に、静まり返った試験会場ではそのような行為が目立ってしまうこともあります。
受験者が普段の力を最大限に発揮できるように、集中して取り組めるように、こちらも気を遣って振舞うことが大切です。
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試験監督の副業って簡単?
試験監督の副業は、仕事内容だけ見ればシンプルで簡単です。
しかし、受験者にとっては人生がかかっている大事な試験の現場もあります。
それを害するような行為を行うことは厳禁なので、責任感も伴う仕事となります。
受験者にとってはこの日のために、今ままでの成果を発揮する場所でもあるので、こちらにも緊張感が伝わってきます
そんな環境の中、受験者が少しでも良いパフォーマンスができるように、こちらも細心の気配りをする必要があります
ゆりさん貴重な体験談をありがとうございました
気を遣って大変な副業でもありますが、試験中は受験者を監視しているだけ。
「実働の割には」もらえる報酬が高いという点が、人気の副業という所以でしょう。
もちろん、本を読んだり、スマホをいじりながらの監視は厳禁なので、長時間じっとしていることに耐えられる人にはピッタリの副業です。