私は日本で大学を卒業後、アメリカで2年間ホームステイをしており、その時BUYMA(バイマ)やフリマアプリなどを利用して海外転売をしていました
日本では販売していないものを、海外から買い付けて国内で転売する海外転売という副業。
自分が仕入れた商品がヒットすれば、一攫千金を狙えるチャンスもあります。

海外在住者の海外転売は、外国語が堪能であるため買い付けの時に苦労しない、現地の状況を把握できる、といったメリットが働きます。
このことから、日本国内に住んでいる「海外転売ヤー」よりはかなり有利に活動することができます。
今回は、海外在住者にとって有利な海外転売の実態について紹介します。
Contents
海外在住者が行う、海外転売・せどりとは?
私が行っていた海外転売は、日本とアメリカ両方で行なっていたので、日本国内で行われている「海外転売」とは少しニュアンスが異なります。
日本国内で行われている海外転売は、主に海外から商品を仕入れて、日本で仕入れ値より高く販売します。

一方私は、日本・アメリカ両国で転売を行っていたので、日本なら日本、アメリカならアメリカ、それぞれで「手に入れやすい」「安い(価値が低い)」商品を購入し、その商品が「手に入れにくい」「高い(価値が高い)」国へ売っていました。
私の場合は、日本にあまり出回っていなくて需要がある商品を、アメリカで探して転売をしていました。また、日本で商品を探してアメリカで転売も行っていました。
留学中に海外在住の強みを活して、コツさえつかめば安心して運用できた
私が今まで感じていた、ネットショッピングやネットオークションというものに対するイメージは、
「ちゃんと売れるのだろうか」
「お金のやり取りはスムーズにできるだろうか」
「詐欺に遭わないだろうか」など、マイナス要素が大きかったです。
ましてや異国の方との取引などは考えられませんでした。
しかし、海外生活が有利となる仕事は何かないかと考えたところ、「海外転売」はピッタリなのではないかと思い挑戦してみようと思いました。
スタートはフリマアプリです。
まず最初は日本に向けての転売からスタートしました。
自分が生活した日本ならば、ある程度何が高価で、何が求められているか分かりやすいと思ったからです。
アメリカでは度々ハイブランドのセールも行われていますし、例えばスターバックスなどのチェーン店でも取り扱う商品は日本と異なりますので、プレミアがつきます。
転売先が今まで生まれ育ってきた母国ということで、市場や人気商品の傾向は掴みやすかったです
その他にも、自分が既に購入し、使用している物を出品してみたところ、すぐに買い手がつき、何のトラブルもなく商品が相手方に届き、取引もスムーズに完了しました。
最初は「転売」についていろいろな不安を抱いていた私ですが、自分のできる範囲をきちんと把握し、無理をしなければ、意外に気軽に安全に取り組めるものではないかと考えるようになりました。
- 日本で売れている商品の海外限定商品なんかは狙い目
- 実際に自分が使ってみて良かったものを販売すると、購入者の気持ちも分かるし、クレームやトラブルにも柔軟に対応できる
まさに海外在住の強みです
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海外在住者の海外転売の収入目安
さて、肝心の海外転売の収入ですが、私の場合月5万円程でした。
真剣にやれば、専業として生活することも可能だと思います。
しかしながら当時の私は、ホームステイをしながら語学学校に通う学生でした。
副業を行う時間も限られていたし、買い付けに必要な資本金もなく、売れると分かっていても仕入れられる商品に限界がありました。
特にハイブランドは、買い手も多いので積極的に仕入れるようにしていましたが、資本金となる買い付けのお金がなかったので、私はハンカチーフやコインケース、キーホルダーなどの小物転売が中心でした。
メインはファストファッション系のブランドの洋服やアクセサリーを出品していました。
BUYMAは在庫ゼロ、初期投資ゼロから始められる海外転売として人気ですが、仕入れはすべてクレジットカードで行います。
クレジットカードはそれぞれ限度額があるし、限度額ギリギリまで買い付けると、金額回収できなかった場合のリスクを考えると、やはり自分がコントロールできる範囲で無理しない買い付けをした方が良いです。
副業だったら尚更そう思います。
海外転売のコツ
海外転売をする上でのコツは、ターゲットを決める事です。
世代はどれくらいの人に合う物なのか、女性なのか男性なのかなど、商品を売るターゲットを明確に示し、一般的なイメージプラス自分の感覚を商品説明に記載すると親切です。
衣類であればサイズ感(アメリカのMサイズでも日本でいったらどのくらいのサイズか、丈の長さなど詳細な数字)の記載も大変重要です。
あとは写真撮影です。
同じ商品でも写真次第で売れる売れないがはっきり分かれます。
ゴチャゴチャした背景やピントが甘い写真、影などで暗い印象になっている写真は、商品の好感度は低いです。
白の背景の前に商品を置き、自然光やライティングを当てるだけでグッと商品がよく見えるようになります。
何が流行っているか、何が安くなっているかなどを意識して見ておくことも大切です。
そして、買いだなと思ったらそのまま購入し、そのまま出品します
海外転売に向いている人・向いていない人
ネットが使えない人、マメに連絡が取れない人は、海外転売は向かないと思います。
そして元が安価な商品(例えば食器や香水など)だと、写真を撮ったりや商品の説明文を書く手間と利益率が割に合わないと感じやすいと思うので、そういった方はいっそハイブランドを狙い、私と同じように金額的負担が少ない小物類に絞って仕入れをしたら良いと思います。
小さい物であっても、不安を抱えながら購入した商品が売れた時の喜びは、本当に大きいです。
売れたという経験一つ一つが、やがて自分の転売に対する安心感であったり、高価な商品をも取り扱う自信に繋がっていき、売れる商品が読めるようになったり、売れる写真が撮れるようになったり、と相乗効果になっていきます。
まずは無理をしない程度に始めてみると良いと思います
海外在住(留学)の場合「英語が喋れる」という最大の強みを活かせる
最初はビビりながら日本人だけに向けて、海外転売をしていた私も、徐々に慣れていき、その後アメリカ在住時に仕事を拡大し、その他の海外に向けての転売も行うようになりました。
アメリカ在住ということで、日本とアメリカ両方のマーケティングがある程度掴めていた点が強みとなり、さらに英語が喋れるという点もこの仕事でかなり有利になりました。
私はその強みを活かし、他国への転売も行うようになりました!
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最後に、海外転売の副業を考えている人にメッセージ
海外転売は、その国にないものを届けられる、その国で買うより安くご購入していただける、とても素敵なビジネスだと思います。
ただ、きちんと梱包して届けた商品でも欠損があったと返金や返品を求められ、結果商品もお金も返ってこないという事例であったり、悪意のもとに利用している人がいない訳ではありません。
言語の問題も時としてありますし、きちんと納得がいくまでやり取りはおろそかにしないことが、海外転売を安全に行う策だと思います。
国内在住での海外転売とは違った視点で、とても参考になるお話でした。
えいこさん、貴重な経験者のご意見ありがとうございました。


